2017/1/23

国際交流室(RIO)の展望

英語科 柳瀬仁志

 平成28年度の夏、高校1年生のフロアーの一角に国際交流室が新たに設けられました。外国人教員が常駐し、外国人留学生の日本語授業の教室として利用したり、外国に留学を希望する日本人生徒の情報提供の場としての活用が期待されています。当時、オーストラリアからは留学生が3人来ていましたが、在校生と同じように各ホームルーム教室に所属する一方で、国際交流室を準ホームルーム教室として安心して利用していました。日本語の特別授業もここで受けることができ、快適な留学生活を送りました。

 室内に入ると、時期に応じて「ハローウィン」や「クリスマス」を祝う装飾が施され、同じ校舎内とは思えない異空間となります。アメリカ大統領選挙の際には、民主党・共和党の投票状況が前方スクリーンに映し出され、アメリカ人教員、オーストラリア人留学生、日本人教員などがドキドキしながら選挙結果に注目していました。
 また、情報端末環境も充実していて、ウィンドウズPCの他にマッキントッシュPCも利用できます。海外に留学を希望している生徒は希望留学先とskypeやfacetimeなどのIT電話手段を用いて、希望留学先の教員と連絡を取り合ったり、英会話面接試験を受けたりしています。IT化が進んでいる現代世界において、コミュニケーション手段を使えば地理的な不便を感じることは以前と比べて少なくなりました。今後は、これらのIT技術をさらに活用して、海外姉妹校の生徒と遠隔合同授業を実施したり、フィリピンのセブ島にある語学学校と提携し、希望者を対象にインターネット有料サービスによる英会話レッスンなども実施していく予定です。

 以上のように技術が進歩している現在ですが、真の国際交流においては、ひざを突き合わせたface to faceによるダイレクトな会話によるものが一番大切です。本校では、外国人留学生の中には授業だけでなく寮生活を通じて、実際の日本人生徒と24時間生活を共にする人もいますので、日本人生徒と外国人留学生との結びつきはより深いものがあります。将来的には、スポーツや芸術文化の面においても、海外からの刺激を得られるような機会の提供ができるようにしたいと考えています。また、こうした取り組みから海外に興味を持った本校の生徒たちが留学などを通じて世界に羽ばたいてくれることと思います。

 難民流入による国内混乱、人種差別・人権問題、さらに尊い人命が瞬時にして奪われるテロ行為など国際社会を取り巻く状況は異人種・異文化が相互に交錯し、親密さが増せば増すほど、同時に軋轢・衝突も生じます。宗教・生活習慣などの違いを理解して、認め合ったうえで対立するのではなく、共存、共栄する道を模索する場所。そういう期待と将来への希望を込めて、新設された部屋の名前にInternational ではなく、Intercultural(文化交流)の単語を引用しました。奇しくもこの部屋が誕生した2016年は南米大陸初のリオデジャネイロでオリンピックが開催された年。それを記念して、Reitaku Intercultural Officeの略称のリオ(RIO)も覚えやすいのではないでしょうか。
 これからの麗澤瑞浪中学高校生の海外飛雄の活躍にご期待ください。

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